こんにちは
今日は天気も良くお花見日和ですね
前回は花粉症予防にはこの時期から始める事が大切だとお伝えしましたが、
今回は食での養生や、気軽にできるセルフケアをお伝えします
症状別セルフケア
鼻の花粉症
水っぽい鼻水は「冷え」、粘りがある鼻水は「熱」の症状
水っぽくサラサラとした鼻水が出るのは、
邪気(風邪や花粉)が身体に入り込んだ初期症状
まだ冬の寒さが残っている時期に多い冷えの症状なので、食事や服装で身体をしっかり温めるようにしてください
また、粘りがある黄色っぽい鼻水は、症状が長引いて炎症が起きている状態です
身体の余分な熱をさまして邪気を追い払い、症状の悪化を防ぎましょう
このタイプの方は、辛味のある食材で、邪気を発散させ、
体内の余分な水分を取り除く食材を摂りましょう
例)ミント、ゴボウ、葱、どくだみ、ハト麦、大葉、春菊
目の花粉症
余分な熱を取り除き、かゆみや充血を和らげる 白目は
「肺」と深い関わりがあるため、
風邪や花粉が身体に入り込んで肺の機能が弱くなると、
目のかゆみや充血などの症状が現れることがあります
こうした症状は、炎症が起きている「熱」の症状
目の症状が強く出ている場合は、風邪を発散しながら余分な熱をさますよう心がけましょう
このタイプの方は、邪気を発散して熱を冷ます苦味のある食材を摂りましょう
例)セロリ、きゅうり、タラの芽、菜の花、ふき
皮膚の花粉症
熱っぽさをすっきりさせて症状の緩和を
中医学では、皮膚と「肺」はつながっていると考えます
そのため、風邪が花粉を運んで身体に侵入すると、
肺の機能が弱くなって皮膚にもかゆみや赤みといった症状が現れるのです
こうした症状は目のかゆみや充血と同様に「熱」の症状なので、
邪気を発散しながら熱をさますことが大切です
このタイプの方は、皮膚の熱を取り除く、涼性の食材を摂りましょう
例)トマト、きゅうり、春雨、もやし、筍、緑豆
症状をなるべく軽くするためにも、
毎日の過ごし方にちょっとした工夫や注意を
メガネやマスクを身につけたり、衣服に付いた花粉を払い落としたり、
こまめな対策の積み重ねで花粉がなるべく身体に入らないようにすることが大切です
また、脂っこいものや辛いもの、甘いものなどの食べ過ぎは避け、
新鮮な野菜をたくさん摂るようにするなど、食事にも気を配りましょう
花粉の季節の過ごし方
・風の強い日、晴れて暖かい日はなるべく外出を控える
・外出時はマスクやメガネ、帽子などで花粉を寄せ付けない工夫を
・帰宅時は、家に入る前に花粉を払い落とす
・外出後はシャワーや入浴を。手洗い、洗顔、うがいなども効果的
・脂っこいもの、辛いもの、甘いもの、乳製品の食べ過ぎに注意
これらを実践して少しでも花粉症を感じない春を過ごしましょう