西野亮廣の『新世界』は”おもしろい”

どうも整体・整骨はがくれの根岸です!!
今回もブログを読んで頂きありがとうございます(^.^)

西野亮廣さんが書いた『新世界』という本をご存知でしょうか?
今さら!?と思う方もいると思いますが、僕は自分が読みたいと思ったときに読むようにしているので、少し人より遅れる時があります。

それでもおもしろいと思ったので、今回のブログはこの本から学んだことや感じたことを、僕の言葉で書いていきたいと思います。

 

『嘘をつかない』

なんて素晴らしい言葉だろうか。

これができれば人生は、今よりも豊かになる。
罪悪感・後ろめたさ・負い目という言葉もほとんど感じなくなるだろう。
自分を偽る必要もない。自分を疑う事もなくなる。

自分が好きになり、自信も出てくる。
こんなに最高な状態はない。

でも世の中の人たちは嘘をつく。
色んな嘘をつく。自分に嘘をつく。平気で嘘をつく。それは僕も同じだ。

嘘をつく理由も様々で。

自分を守るために、人を傷つけないために、それぞれがそれぞれのために嘘をつく。より良い人生を過ごすために。そう思っていた。時には嘘をつくことが必要。そう教わってきた。嘘を正当化してきた。自分を偽り周りに合わせることが正義だと思っていた。

嘘をつかない方が、人生は過ごしやすくなると分かっていながら、、、

今嘘をつかないで正直に生きている人達が活躍している。
子どものように何かに夢中になっている人達が輝いている。

大人になるにつれ成長していくはずなのに、大切なものを忘れてしまう。

西野亮廣さんはこの本の中で、

嘘をつくのは感情ではなく、環境によって〝つかされる〟んだ。

だから

嘘をつかざるをえない環境に身を投じなくても生きていける環境』を作ることだ。

と書いている。

なるほど。

大人になるにつれて大切なものを忘れているのではなく、その環境に適応するために、必死に忘れようとしているのかもしれない。それなら正常にホメオスタシスが働いている証拠だ。

嘘をついてしまう環境にいればいるほど、ココロもカラダも嘘で覆われていく。そして嘘をつくことが当たり前になっていき、嘘をつくことで自分の居場所を作って、ココロやカラダの安定感を保っている。

そんな人にとって嘘をつかないということは、とても不安定な状態だ。だから無意識に今までの安定した状態に戻そうとするために、分かっていてもまた、嘘をついてしまう。

 

『嘘をつかない』という生き方には、それなりの痛みを伴う。
 だけど、嘘をつき続けた先には、もう何も残っちゃいない。
 後戻りができなくなる前に、舵を切るんだ。
 今ならまだ間に合う。

西野さんの言うように、『嘘をつかない』ということは、嘘をついてきた人にとってはしんどいことだ。だけど嘘をついてしまう自分は弱いと否定する必要もない。嘘をついてしまうのは、ホメオスタシスが正常に働いている、つまり、生理現象である。

だから『嘘をつかない』という過ごし方をカラダに少しづつ馴染ませて、嘘をつくことがしんどいことだと感じるようになればいい。そしたら『嘘をつかない』ということが自分の中で自然になる。自分に嘘をつかず自然体で生きることができる。

嘘を捨てろ

この本は優しい。『嘘をつかない』のようにするために、『嘘をつかない』ことのメリットも教えてくれる。

 

信用が時代を作る

なぜを嘘をつくのか!?嘘をつかざるをえない環境だからだ。
つまり、嘘をついた方が得をする環境・過ごしやすい環境で、周りもみんな嘘をついていたから嘘がつきやすかった環境でもあった。

タレントさんの仕事が例えやすい。

ここでの一番の癌は、ほとんどのタレントは、これを『嘘』とは捉えておらず『仕事』として捉えてしまっていること。『仕事だから、求めらえていること(嘘)をやろう』と。

でも今の時代は違う。

芸能界も政治の世界でも、どの世界でも嘘がどんどん暴かれていく。むしろ最近はそんなニュースばかりでTVがますます面白くなくなっている。面白くないというより、見ててマイナスエネルギーを受け取りそうな映像ばかりで、こちらがしんどくなる。

TVが面白くなくなったと言われているのに、人間同士で恨み・憎しみあった内容ばかりで、見る気がなくなる。逆にスポーツは、感動と興奮を与えてくれるから見てしまう。ラグビーも楽しかった!

TVの話はどうでもいいが、今の世の中は嘘をつくことで、自分の居場所がなくなる可能性がある。嘘をつくことが不安定を生み出しているのである。そうると今まで嘘をついてココロとカラダのバランスをとっていたのが、崩壊し始める。

安定感を失った人達は、不安感に襲われ、ココロとカラダの治癒力が下がり、疲労感が長く続く。信じていたものが急に偽りのものに変われば、すぐには受け入れがたい。だから自分が思っている以上に、嫌なストレスがかかっている。

でも大丈夫。

これからの時代は信用の時代、信用を稼ぐ時代になってくる。

つまり嘘をついて信用を失えば、安定感はなくなる。安定感が欲しいなら信用を積み上げて『貯信』をしていけばいい。自分の持っている信用がお金に変わり、自分の価値に変わり、居場所に変わる。

ホームレス小谷は『お金持ち』じゃなかったけど、『信用持ち』だった。

信用を稼ぎまくっているから、『クラウドファンディング』という『信用をお金に換金する装置』を手にした時に、お金を作り出すことができた。

西野さんのホームレス小谷の話は有名で、クラウドファンディングの話も一緒に学べるので、ネットで調べるか、この本を読むのがおススメ!!

そもそもお金というのは、日本紙幣に対する信頼があるからこそ使える。

今までの時代は、信頼を分かりやすく変えるものがなかった。これからの時代は、信用というものが色んなものに変わる。しかも分かりやすく、どんな人でも。

 

言葉でまわる世界『新世界』

この本の中で一番感銘を受けたのは『新世界』の話だ。

『お金』は製造された瞬間ではなく、皆が価値を信じた瞬間に生まれる。

『お金』はなぜ価値があるのか。

『お金』として信じられる三つの条件がある。
①保存ができる
②交換できる
③尺度となる
詳しくこの本を読んで欲しい。

この三つの条件が揃うと、『お金』として信頼ができる。
では『お金』の価値は何で決まるのか。

それは流通量だ。

『お金』が多く発行されれば、それだけ価値が下がっていく。逆に少なければ価値が上がっていく。これは『お金』だけではなく、他のものにも共通して言える。

西野さんはこの本の中で『お金』に変わるものとして、『文字』をあげている。

誰かに何かしてあげたいと思ったとき、人はその『思い』を物に変える。その人のために使った『時間』を物に変える。物に対してすごく価値を感じているのだと思う。

しかし、物が溢れている時代に、それは逆に迷惑になる場合がある。

プレゼントの本質は、プレゼントに費やされた『時間』

何かをしてもらった時に嬉しいと感じるのは、自分に対する『思い』が分かった時や自分のために『時間』を使ってもらった時。これは『思い』や『時間』がその人にとって価値に変わった時である。

西野さんはこの価値を『文字』に乗せようとしている。

言葉は文字数が多ければ多いほど『時間』がかかる。『思い』が強ければ強いほど相手に伝わる。『お金』が『文字』に変わったら、なんて素敵な世の中になるだろうか。

でも『文字』が『お金』に代えられない理由は流通量が多すぎる事だ。

文字の世界はハイパーインフレを起こしている

人は自分の好きなように『文字』を発行することができる。
世の中は『文字』で溢れかえっているから価値がない。

『文字』の流通量を制限して、『文字』を有限の資源にしてしまえば、みんなが『文字』を価値あるものだと思える。被災地に『思い』を『文字』にして届ければ支援になる、好きな人に『時間』をかけて『思い』を伝えればプレゼントになる。

なんて素敵な『新世界』だろう。

そう思ったと同時に、だから人はすぐ余計なこと言うのかと思った。

世界は『文字』が制限なく使える。制限が無いから無駄遣いもする。本当は思ってない事を言ったり、嘘をついたり、その時の憂さ晴らしのために、人をけなしたりする。もし『文字』に制限があれば、余計なことは言わず本当に伝えたいことを伝える。

『人間は、汚い言葉よりも美しい言葉を優先的に選ぶ生き物である』

西野さんはレターポットという『文字』に価値があるサービスを開始してから、一度も誹謗中傷のメッセージが来ていないらしい。人は自由に言葉を選んで、自由にそれを伝えられる。

 

もし『文字』に制限があるとしたら、あなたは今何を伝えたいですか?

 

 

新世界

著者:西野 亮廣

 

 

 

 

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